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文責: 重城良国

超越的な価値

何であれ「超越的な価値」というものがあり、そのような存在を前提にする以外に、この世界に価値を与えることはできない。その「何か」を人はあれこれと描写する。描写しようとする努力はいい。しかし、誰かが描写した「それ」を信じ込んでそれ以外を否定し、自分で考えてみようともしないのは滑稽である。「それ」に名前をつけたっていい。「それ」を神と呼んだって誰も怒りはしない。もちろん、本当にわかっている人なら「神」という単なる名前と「それ」とを混同したりはしないだろう。便宜的なものだ。

超越的な価値というものを意識することだ。それは時を超えている。ちまちまと時間や金や、快楽やらを貯めようとすることは滑稽である。自らの滑稽さを意識することだ。それは100円をけちる億万長者のようなものだ。1億円2億円といったお金が日々増減しているなかで、目の前の100円のことしか考えていない。自らの滑稽さを時々思い出すのが良い。

すべての時、すべての場所、すべてのものに「それ」はある。あるのだ。それなのに僕らはあたかも「それ」が存在しないかのようなそぶりで生活を続ける。それはきっと「遊び」なのだろう。

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