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文責: 重城良国

後藤健二さんについて

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はじめに

まずは、ご冥福をお祈りします。

ニュースを見たとき、はじめは「多少は自己責任もある」「しかたない」という気持ちだった。しかし、いろいろと見ていくなかで「なんでこの人が殺されなければならなかったのか」という思いに変わった。立派な人だったようだ。世界のなか生きていくなかで、またひとつの不条理を感じた。

世界を良くしようとしていた。世界をすこしでも優しいものにしようとしていた。僕らが目をつぶって生きているものに真正面から対峙していた。「何であんなにいい人が」という思いをすこしでも飲み込みやすくするために、ひとつの言葉を思い起こす。Whom the gods love die young.「神に愛される人は早く召される」。

もちろん、後藤さんだけではないのだろう。崇高な人格を持ちながら不幸な死にかたをする人々は数多く存在する。今回はメディアで大きく取り上げられたからこそ、僕の心が強く動いたというだけのこと。僕は強くならなければならない、と感じた。

後藤さんに対する何よりの供養は、彼が伝えたがっていたことを受け止めることだ。彼の投げたボールをキャッチしなければならない。理不尽な苦しみを受ける人々に目を向けなければならない。たとえ、今は何もできないとしても。彼は世界をすこしでも優しいものにしようとしていた。

するべきことは復讐ではない。復讐ではなく予防を。理不尽に殺される人々を1人でも減らさなくてはならない。そのために戦う人々には頭が下がる。

このようなことがあって、それで彼のメッセージに注目するというのも、皮肉なものだ。しかし、彼の死を無駄にしないためにも、小さなことではあるけれど、僕は彼の投げたボールを受け止めようと思う。小さな一歩として、まずは彼の書いた書籍を注文することにする。

人にはそれぞれ役割というものがある。実際に戦場でテロリストと戦う人達もいる。僕にその能力は無い。そんな僕に、ひとつの思いがある。教育で世界を変えられないだろうか、と。20年後の世界を担うのは今の10代の子供達だ。だから、20年後の世界を変えるのは教育なのだろう。

もちろん、「今」も大切だ。今を良くしようとする人々に敬意を払いつつ、僕の役割は20年後、40年後を良くすることだと、考えている。

外部リンク

INDEPENDENT PRESS: 後藤健二さんが設立した映像通信会社


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