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文責: 重城良国

学びの部屋について

電脳空間の日記化・つぶやき化

かつてはみんな「ホームページを作ろう」と言っていた。それは「ブログを書こう」になり、今では「つぶやこう」になった。一面では「表現」というものの間口が広がったとも言える。つまり、自分の思考を体系化し、構成された表現を組み立てることなく、ふと浮かんだ思いつきをそのまま表現とすることができるようになった。これはいわば人々の底上げをし「表現者」を増加させるという好ましい変化とも言える。

確かに底上げの効果はあった。しかし、喜ばしいことばかりではない。何かを表現しようとするなかで、ディレクトリという階層構造のなかで体系化し、それをリンクによってネットワーク化するという作業は、整理された思考を伝えるうえで非常に効果的である。それを思うと、そういった体系を持たない単に時系列のみをその構造とする「日記」や「つぶやき」といったものが過剰にもてはやされる現在の電脳空間に、時々違和感を感じる。

もちろん、ニュース等の時系列が本質的であるような情報においては、ブログやつぶやきは有用な表現手段である。しかし、時系列が二次的な意味しか持たない情報まで、時系列という一次元構造に押し込むことには問題があるのではないだろうか。

世界を作る

かつて「ホームページを作る」ということは自分の知識や表現を自分なりの基準によって分類し体系化する作業だった。これは電脳世界のなかに自分なりの箱庭的世界を作成するという、心おどる作業だったはずだ。

僕はこの「学びの部屋」において自分の知識や表現を体系化し、自分の世界を作っていくという楽しい作業を行っていくつもりだ。

体系と混沌

僕の頭のなかで起きていることは、混沌のなかから体系が作られ、体系のなかから混沌が生じ、その混沌が体系を破壊し、破壊された体系のなかから、新たな体系が再び構築されるという、そういうことだ。ひとつ知識が増えれば体系は破壊される。知識が増えるたびに混沌が深まり、それらは有機的に結合し、網目状の体系となる。このサイトもまた僕の頭のなかを反映し、混沌と体系とが混じり合い、不思議な模様を形成し始めている。これはとても面白い。飽きることなく観察を続けることができる。

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